ねじれと様式

CIBONEで、4色ボールペンを買った。(¥410税込)
CIBONE4c.jpg

このボールペン、どうやってインク交換するんだと思って、はずせるところ外したら、完全に解体してしまった(笑)。中村政人さんが、学生の時バイクとか、とりあえず全部解体して、体で理解したっていう話を思い出しながら。バネの「ねじれ」を使って、ロックと解除をするんだぁ。なんて、有名なロールケーキを食べながら没頭してしまった。結局、交換は、普通にペン先をを出して、それを引き抜いて、さきっちょから突き刺すという、非常にプリミティブな仕組みだった(笑)。いい買い物をした。

今日のデザイン力で日本復権|WBSで、ENZO MARIが、飛騨産業の家具のデザインに関わったという特集をやっていた。そのメーカーが、ミラノサローネに出店し、熱烈にマーリが、伊東豊雄に説明しているようなカットが二回出たのに、伊東さんには全く触れられなかった(笑)。短い時間の中でも彼の判然なアイデアを垣間見れ、面白かった。ご意見番が、日本らしさのわかる「様式」みたいなのがあると、わかりやすくていいのではと言っていた。モダンは様式からの脱却だったのに、そこをあとから作る。それこそが、日本らしさなのかも。
偏った愛国教育。自国経済保全のため、活動家に対する企業の出資など、かなりねじれた近代化を突っ走っている中国。「ねじれ」つながりで、日本は人口をいじった結果、高度経済があり、その反動でバブルがはじけたとも聞く
ヨーロッパなどから、凡例を学ぶだけでなく、日本的な創意、アイデアが、輸出、評価される基盤を作る、ひとつの目的として「様式」があるかもしれない。TOD'Sを伊東さんが作ったときも様式に興味が沸いてきたなんて言っていたな。

最後に、グループ内の資本構造の「ねじれ」によって、引き起こされたホリエモンとフジテレビ騒動。結局、フジが村上ファンドなどの持つ一般株をも含め買収し,TOBと合わせて2200億円近い出資を行い、ニッポン放送の子会社化というかたちになった。個人の創意ある理想=堀江氏の「総合メディアの夢、はたまた妄想」が、「メディアを殺す」という発言まで生み、わんぱくぶりが話題をさらった65日だった。とはいえ、彼の野望が実現するのも、具体化するための執念よって生まれるのであって、これからが正念場。僕は期待している。

今日のLINK:Yahoo!動画|大友克洋特集 ストリーミングの方が、レンタルより楽でよい。

日記, dine | at April 19, 2005 3:44


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Comments

>今日のLINK
『ロボット・カーニバル』もストリーミングできるんだ。こんなの大友氏は、ちょっとしかやってないけどね。まあ、なかむらたかし氏も森本晃司氏も監督をやっているから、暇つぶしに見たら?

Posted by satohshinya at April 19, 2005 6:33 AM