どらどら

菊次郎の夏を見つつ、おみやげに買ったはずの炭酸煎餅を、食おうか迷いながら書いている。

スマトラ島沖地震の余韻冷め止まぬまま年が明けた今年。そのニュースの中で、動物は丘に逃げていて無事だったという話を聞くと、やはり動物には予知能力がるのではと思ってしまう。隣に置いてある新聞に目を向けてみると、松嶋奈々子と江口洋介が共演して、震災をテーマに話が展開するというのも何だかイチ震災経験者としては、いやな風向きに感じてしまう。一方で話題性としては、抜群のタイミングだとはおもうが。見てしまう気もするし。笑 まぁ去年は建築基準法改正前に建てられた建物の中にある院生室で何度も強震に合い、面食らっていたし。地震には気をつけたい。

五十嵐太郎のエキサイトイズムを見ていて思い出したが明治生命館は、確かによかった。中に入っているMARNIも品揃え豊富でよい。いい自然に囲まれたところに建築をつくればなんでもよく見えてしまうような感じ。は否めなかったが。(重要文化財の明治生命館がそれほどよい)。かつてのモダンを象徴する様式が現代に引き込まれた感覚の意味を考えるきっかけを与えてくれる。まだ、完全にオープンしきっていないのでオープンする秋頃行くと、大川先生絶賛の部屋も体験出来る様になるはず。

ターミナルの概念を作ったと言われる阪急梅田。設計に伊東忠太も関わっているそうだ。阪急で三宮から京都まで一気に行けない(笑)ほど終結性が強い。梅田周辺は地下街が発達していて、雨の日でも新地まで行けてしまう。繁華街のひとつと言えるお初天神通り方面へもアーケードが連なっている。傘なしでここまで広範囲に徘徊出来るのは、梅田くらいじゃないだろうか。(2006年秋には阪急西宮スタジアム跡地に新店舗を開店予定。 1929年に創業した地上9階?地下1階の梅田本店を、2014年までに最大で地上41階?地下2階の耐震性を高めたビルとして全面的に建て替え、低層階部分に再入居させることが決定されている。)

UMDgif.gif

関西だけかも知らんが、昨日に今日。HA・NA・BIと菊次郎の夏を、連夜でやってる。北野映画はあえてあんま見ていなかった。メジャー嫌いな性分がそうさせていただけで特にこれと言った理由はない。こういう機会に見てしまうと一気に全部見たくなる、めんどくさい性格なんや。笑 両方ともタクシーが出てくると話が展開していくリズムになってくるのかなと思ったが、見事に期待を裏切ってくれる楽しい展開。そんな単純なわけがない。ブログサーフィンしながら見てて、エンドロールみたら菊次郎はタケシかよって思わずツッコミ入れてしまった。いい!

どらどら。というのは関西弁でもなく、自分の周辺では僕だけしか使わない言葉です(と思っていたが静岡方面で使っている疑いもある)が、「どれどれ」と食い込み、知的な物色欲をかきたてられるような時に口走る。今年もリニアにすすむ話題。何のことはない普段の会話と同じようなテンポのよいテンションも大事にしつつ、あまり口にしたくないような切り口でいろいろエントリーを積んでいこうと思います。今年もよろしくですー。

趣味, film | at January 4, 2005 4:51


TrackBacks




Comments

梅田といえば、どうしても『ブラック・レイン』を思い出す。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000063UW6/250-0361487-3132229
北野映画は『3-4x10月』に尽きる。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00005EDRY/250-0361487-3132229

Posted by shinya at January 6, 2005 11:29 PM

梅田と言えば、のんちゃんを最初で最後だと思うが、泣かしてしまったことを、いやでも思い出す。今でも、気に入らないことあったら、ぷすっと言われるしぃ。阿修羅ガール的解釈によると、彼女においては《食欲》>《同情》>《大阪》らしい(笑)。
知らない映画だ。黒飴。こんど、3-4x10月のDVDでも借りて見よっと。

Posted by simon at January 7, 2005 3:06 AM